女性がパン屋を経営すると確実に無理が出るこれだけの理由

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倉地加奈子

習い事心理アドバイザーとして習い事の講師の方を中心にビジネスを教えています。特に営業を長らくしてきた経験からセールス力が女性相手のビジネスをする上でいかに大事かということをお伝えしています。女性らしい自立を目指したい方を本気で応援したくて。ブログを楽しんでいって下さいね♪ 特技:クライアントさんの教室の高収益化。

パン屋さんを経営していた時感じていたことがありました。
それは、

倉地加奈子
パン屋さんを経営しながら女性らしい自立をするのは厳しいな。

ということ。

今日はせっかくパン屋さんを経営していた経験があるので、

なぜパン屋さんの経営者が女性らしく自立するのが難しいと思うのか?

当時、率直に思っていたことを
お話ししてみようと思います。

私がパン屋さんを始めたの状況

私がパン屋さんを始めたのは、
当時主人からパン屋さんをやってみないかという提案を受け、
主人の会社の1部門として
パン屋さんをすることに決めたのがきっかけ
でした。

当時はパン講師をしていて、
以前、パン屋さんで働いた経験もあったことから、
一回はパン屋さんをしてみたいという思いがあり、
渡りに船ではじめてみた
、というわけです。

当時の私は37歳、2歳の息子が一人という状況でした。

パン屋さんを始める時に少し面白いことがありました。

私のパン屋さんはとあるパン屋さんが、
ちょうど辞められるという報告が届き、
そのパン屋さんを居抜きで貸して頂くという形で
スタートしたのですが、
その元のパン屋さんの奥さんが、

「37歳でパン屋さんを始めるなんて凄いですね。
私は40歳になってパン屋さんはもういいなって思ったのに。」

とおっしゃていたことでした。

パン屋経営は女性にとっては厳しい職種だよ
いうことを暗におっしゃっていたのだと思います。

パン屋さんが朝早い理由

ただ、元パン屋さんの奥さんとは違う選択肢をした私は、
パン屋開店と同時に朝4時起きの生活に突入します。

なんとなくパン屋さんって朝早い印象があると思いますが、
なぜパン屋さんって朝早いのかご存知でしょうか?

倉地加奈子
それはパンの生地の発酵に時間がかかるためです。

例えば私のお店で出していた食パンは、
一番最初の工程から焼き上がりまで5時間以上かかります。

朝10時にお店にパンを並べようとしたら、
必然的に朝5時にはパンを作り始めないと間に合いません。

実は冷凍生地といって工場で
大量生産され作った生地を
冷凍の状態で買ってきて、

お店では成形だけしてパンを作る
というやり方もあるのですが、
どうしても味が落ちますし、
私はその方法は選択しませんでした。

お店で一からパンを作るパン屋さんをしようと思ったら、
朝は必然的に物凄く早くなるのがパン屋さんという仕事です。

ですので私は開店以来、朝パンを焼くために、
息子の保育園への送迎は主人に頼んでいました。

お昼は次の日の仕込みと接客

朝が物凄く早いパン屋さん、
昼間はやることがないかというとそんなことはありません。

お店での接客に加え、
次の日のパンの仕込み作業が待っています。

パン屋さんではパンの生地の発酵時間を利用して
様々なパンを焼く必要があるため、
時間を上手に使うための仕込み作業が不可欠です。

倉地加奈子
閉店時間になりレジを閉め終わる頃には
本当に毎日くたくたでしたね。

閉店後は経営に関すること、
お金の計算だったり会計の書類を整理したり、
結局保育園のお迎えの時間に間に合わないことも多く、
主人や主人のお母さんにお迎えを頼むことも多かったです。

女性らしい自立は正直不可能な業種だと感じた

自分からやりたいと言っておいて
少し無責任ではあるのですが、
パン屋さんを始めて半年ぐらいした後には、
もっと息子といる時間が作りたい
切に思うようになっていましたね。

倉地加奈子
そのためにはどうしたら良いか?

とにかく頭を使って考えましたが、
パン屋経営というのはこれがなかなか難しいところがあります。

売れたらその分忙しくなる

もともとながらく営業をしてきた私は、
数字を出すことはどちらかというと得意です。

ですので主人の会社から求められる数字を達成しようと
パン屋さんの売り上げを伸ばすように考えます。

ただここで問題が起こるわけです。

売り上げが上がらないという問題ではありません。

“売り上げを出せば出すほど忙しくなる”

という問題です。

売り上げが上がれば忙しくなって当然でしょ?

と思われるかもしれませんが、
パン屋さんは忙しくなる度合が違うのです。

現在は私は教材販売やコンサルをさせて頂いていますが、
この仕事を始めた半年前に比べ
売り上げは何倍にもなっています。

でも忙しさはそれに比例して増えているかといえば、
全くそんなことはありません。

ただパン屋さんは違います。

“薄利多売に加え重労働”

これがパン屋さんというお仕事です。

パン一つの値段に1000円を付けるのは
いくら高級店でも難しいところがあります。

ですのでパン屋で売り上げを上げようと思ったら
多売しかないわけなのですが、
それに伴う労働の増加はかなりのものです。

私のお店でも定期購入の大口の企業のサンドイッチの大量受注を
頂いたことがあるのですが、
朝の出勤時間が2時になりました^^

パンを焼く従業員が何十人いて、
焼く釜もミキサーも2個も3個もあって・・・
といったパン屋さんならまた話が
変わってくるとは思うのですが、
私のお店みたいな小さなお店の場合は厳しかったですね。

売り上げが上がるたびに忙しくなり、
その度に息子との時間がなくなっていく

強いジレンマを感じていました。

競争率もすごいパン業界

パン屋さんの売り上げを出すのは簡単です。

常に新しいパン、新作、バリエーションをおいて
お客さんを飽きさせなければ良いわけです。

パン屋さんは街にはとにかくたくさんあります。

その中でお客さんを飽きさせることなく
常に新鮮さをお店にまとわせることは重要です。

ではそういったことをするには
どうすれば良いのでしょうか?

それはとにかく試作研究をし
新しいアイデアを生み続けることで可能になります。

私は空いた時間を見つけては
とにかく試作に没頭していましたね。

するとどうなるか?

これまた息子との時間が減っていくんですよね。

“売り上げは出るけど時間が減る”

とにかくストレスでした。

そしてこの時、私は気付きました。

倉地加奈子
薄利多売、肉体労働のビジネスは女性らしい自立には向かない。

パン屋さんをやる前に気づかなければいけませんでしたね。

パン屋さんは決して美味しいビジネスではない

パン屋さんでも人気のお店はあります。

うちの近くにも有名店はありますが、
薄利多売の業種ゆえ、たくさんのパンを焼くために
とにかく従業員が多いという特徴
があります。

人気店だからといってパン一つ1000円は取れないですから、
パン屋さんを流行らせる方法は一つです。

“たくさん売る”

そのためにはパンを焼く人、販売する人が
たくさん要ります。

ビジネスの常識で

“人を雇うのが一番経費がかかる”

ということが言われますが本当なんですよね。

人をたくさん雇うことが必要とされ、
しかも “薄利多売” のパン屋さんという業種は
“美味しいビジネス” では決してありません。

これが同じ薄利多売でもラーメン屋さんだと
話はだいぶ変わってきます。

私の主人は東京の有名ラーメン店で
社員として働いていたことがあるのですが、
主人の店舗では社員とアルバイトの3人のシフトで、
一日に20万以上、多い時で30万円ほど売り上げていた
そうです。

どうしたらそんなことが可能なのかと聞くと、

主人
ラーメンは一つの寸胴鍋から
様々な種類の商品が生み出せる
からそれが可能、
しかも営業しながら一人で同時並行で仕込みもできるから
人手もいらないところもポイント。

と答えていました。

確かにラーメン屋さんって、

  • ラーメン
  • チャーシュー麺
  • ネギラーメン
  • ネギチャーシュー麺

とよく考えれば同じ丼でトッピングを変えているだけで
商品を増やせています。

しかもラーメンを提供しているそばから
次の寸胴鍋で並行して仕込みもしています。

パン屋さんはそんなことはとてもできません。

一つ一つのパンに時間も手間もとにかくかかるので
主人がしていたラーメン屋さんと同じような芸風は
とても難しいように思います。

専用機材は高価でエアコンはよく壊れる

パン屋さんの悪いところを出し続けているので、

「もういいよ。」と思われるかもしれませんが
それついでにもう一つ。

倉地加奈子
パン屋さんって機材も高いんですよね。

パン用オーブン、業務用ミキサー、発酵用ホイロ、
シーラーなど、

倉地加奈子
なんでいちいちこんなに高いの?

と思うような値段ですし、
エアコンに至ってはとにかくよく壊れます。

パン用機材が高価な事はこちらの記事に書いています。

脱サラしてパン屋を開業し閉店までした実体験を赤裸々に語る

2017.06.28

小麦粉の粒子はかなり細かく
エアコンのフィルターを通過し
エアコンの内部に侵入するので壊れやすいそうなんですよね。

私はパン屋開店の時に新しい業務用クーラーを入れたのですが、
その時に業者さんに、

「パン屋さんのクーラーは一年で壊れるかもしれません。」

と脅された時は耳を疑いましたね。

それほどエアコンにとって小麦粉は大敵みたいです。

私のお店のクーラーは結局壊れませんでしたが、
パン屋さんというのはとにかくお金がかかりやすい
業種だということがなんとなくご理解頂けましたでしょうか?

それらを踏まえパン屋経営は魅力がないのか?

さんざんパン屋経営のマイナス面を話してきたわけですが、
パン屋経営は魅力がないのでしょうか?

そんなことはありません。

パンが好きで薄利多売のビジネスでも
ライフワークとしてやりきる情熱があれば
魅力的な仕事だと思います。

私はパン屋さんを経営してみて、
自分のやりたいことが、

“女性らしい自立”

だということに気づいてしまったので、
マイナス面ばかりを語ってしまうのですが、
パン屋経営に情熱を持ってしている方を尊敬します。

もし女性の方で私と同じように子供もいて
という方がパン屋さん経営を目指される場合は、

パン屋経営は、売り上げを上げていく段階で女性らしい部分を
犠牲にしなければいけないことを念頭に置いて
それでもやりたいという情熱がある方は是非、
やってみてもらいたいと思います。

最後に

少しマイナス面ばかりのお話になってしまいましたが、
私の今の生き方、

倉地加奈子
女性らしい自立を目指す方を応援したい

というライフワークはパン屋さんを
経営したからこそ気づいたことですし、
あの期間で勉強になったことは本当に大きいので、
そのことを経験させてくれた主人には感謝しています。

ただ一つ申し上げたいですね。

倉地加奈子
売り上げが上がっていくにつれ、
労働もそれに伴い上がっていかない働き方は存在します。

その方法をこれからもクライアントさんに教え、
一人でも多くの方が女性らしい自立に近づくように
これからも応援できればと本望です。

倉地加奈子
私はこれまで肉体労働をし過ぎてきました^^

だからこそわかる女性らしい自立のヒントは、

“肉体労働から知識労働に変えられた先にあるということ”

そのことを伝えていけたらなと強く思っているところです。

何かの参考にして頂ければ幸いです。
最後までお読み頂きまして誠に有難うございました。

私のライフワーク、
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よろしければ覗いてみて下さいね。

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