習い事の教室の収入を上げることは難しいとお思いですか?
難しいと感じていたらそれはどこかに、
収入を上げる = とても難解なもの
という図式が頭にあるからかもしれません。
その図式を頭から取り払い、
講師が本気で収入を上げようと思った時、
そのことは案外すんなりと実現していったりします。
そこで今日は習い事の教室の収入を
上げられない要因となっていることを例にとりながら、
「どうしたら収入を上げていけるか?」
ということについて少しお話ししていこうと思います。
目次
収入を上げるその1、レッスン料金を上げる
習い事の教室で収入を上げるためのポイントその1、
一つ目は、
レッスン料金を上げる
です。

そんなことを言われてしまいそうですが、
多くの講師の方を見てきて、
私がくっきりはっきり思うことは、
一定量の講師の方が、

と、どこかに思っているフシがあるということです。
固定概念と言いますか、
値段を上げることに対してのメンタルブロックが存在する。

どこかの熱血教師が叫んでいますよ^^
人間の固定概念って結構大きくて、
自分で難しいと思いこんでいるものって、
やっぱり難しくなってしまうところがあります。
少し面白い話があります。

こんな問いかけをされた時、あなたは
どんな方法でキリンを冷蔵庫に入れますか?
答えを言ってしまうと、三つの手順というのは、
冷蔵庫を開ける
↓
キリンを入れる
↓
冷蔵庫を閉める
です。
“キリンは冷蔵庫よりも大きいもの”
という固定概念が人の思考パターンを持っていると
冷蔵庫にキリンを入れることがものすごく大変な作業に
思われてしまうのですが、
固定概念を取り除ければあら、簡単♪
まずは、
という固定概念を取り払うことが結構重要なんですよね。
レッスン料金を上げることに反対してくる人たち
レッスン料金を習い事の講師が上がられない要因に
講師がレッスン料金を上げようとすると
反対してくる人たちの存在があるように思います。
例えばこれからパン教室をスタートする方がいるとして、

あんまりレッスン料金を高くしない方が良いよ。

たくさんの経験を積まないとダメだね。
こんなことを言われて講師の方が萎縮してしまい、

みたいに弱気になってしまう講師の方が
結構な数いらっしゃいます。
家族にレッスン料金のことを指摘されるケースも多いです。
ご主人に自分の教室のレッスン料金のことを相談したら、
「君のレッスンで5000円はとりすぎじゃない?」
とか言われてしまい、

と決めてしまう。

一回のレッスンで15000円ほど頂いていました。

私はパン職人も経験し、さらにパン屋さんを立ち上げ、
パン講師歴も8年、どちらかというとパン講師としては
経験十分な部類に属しますが、
そんな私が声を大にして言いたいのは、

ということです。
講師初心者でも高額の金額を設定してしまえば
その金額に見合う講師になることはできます。
その金額に講師が見合ってなければ生徒さんが離れる。
離れなかったら・・、
それだけの価値を提供できている証拠ですよね。
収入を上げるその2、レッスン回数を増やす
次に講師の収入を上げる方法として、
レッスン回数を増やすことがあります。
回転率を上げる
わけですね。
ただ私は女性らしい自立を応援する立場として
回転率をどんどん上げていくやり方はあまり推奨していません。
馬車馬労働の行き着く先には、
あまり良いことがないからです。
私自身の経験でも会社員時代、
働きすぎて体を壊しましたし、
女性は体力的に男性よりも低い部分があります。
私のコミュニティのメンバーの方々には、
習い事の教室の開催日を10日以下、
1日の行うレッスンは一回の中で、
いかに収益を最大化するか?ということを提案しています。
月に10日のレッスンでも、
月商50万とか普通に可能です。
収入を上げるその3、レッスン以外のものを売る

とか思われるかもしれませんができます。
このことをするためには、
生徒さんに教室に通う目的を、
“習い事が習える”
から
“講師についていきたいから”
に変える必要があるのですが、
習い事の教室はレッスン以外のものが売れてくると
一気に収益性が上がってきます。
ここで一つ、私のクライアントさんの
先月の売り上げの割合をご紹介します。
T様6月度売り上げ | 430,000円 |
内訳 | |
レッスン料金 | 283,000円 |
レッスン以外の売り上げ | 147,000円 |
4割近くをレッスン料金以外の売上で占めています。
習い事の教室はレッスン料金だけが売上になるのでない。
固定概念を外せばこんなことだって可能です。
レッスン以外のものを売るといっても、
パン教室で、小麦粉を売ったり、道具を売ったり
そういう“モノ”を売っているわけではありません。
レッスン以外のものを売る時は、
利益率が高いモノで設定するのがポイントだったりします
収入を上げるその4、講師を育成する
習い事の教室で収入を上げるための方法の最後は、
“講師を育成する”
です。
習い事の教室に来られる方の中には、
自分も教える側に回ってみたい
と思われている方が一定量いらっしゃいます。
その要望に講師が答える商品を用意しておくと
収入は上がります。
もちろん、ただ単純に習い事を教えるわけではなく、
講師になるためのことを教えるわけなので、
難易度は上がるのですが、
これができる講師の方は強いですね。

収入を上げるポイントは逆算して考える思考
レッスン料金を上げる、レッスン以外のものを売る。
色々と収入を上げる方法はあるのですが、
収入を上げるときには値段から逆算して考えることが重要です。

ではなく、

こういった思考パターンをもつことができれば、
教室の収入というのは上がっていきます。
収入が多い方に共通するのは、
“こうあるべき”
という固定概念がないことです。

試しにこんなワークをしてみて、
そこから逆算して生まれてくるものを発見してみても
面白いかもしれませんよ。
まとめ
習い事の教室の収入を上げる方法についてお話ししてみました。
どちらかというと方法というよりは、
マインド面のお話しになってしまいましたが、
参考にして頂ければ幸いです。
月に10万円以上売り上げる講師の方の割合で見ると
ほとんどいらっしゃらないという悲惨な現実を
是非打破してもらいたいと思います。
固定概念を外すことがポイントです。
最後までお読み頂き有難うございました。
日本のビジネスは「値上げ=悪」に支配されていましたね。価格設定もコスト・プライシングで行なってきたためコスト圧縮に流れ、明日の見えない低価格競争へと走らざるを得ない状況に陥入リました。自分たちの提供するサービスにどんな価値があるのか。本当の意味での「顧客満足度」を考える時がやって来たようです。
本当にそうですよね。お得で素敵なサービスも重要ですが、それなりの値段でハイクオリティのサービスを提供して、高い顧客満足度を得るビジネスをすることがますます求められてくると思います。