パン教室などの習い事の教室をしていると
知らない生徒さん同士がレッスンで
一緒になるケースというのは多いと思います。
そんな時、知らない生徒さん同時が
すぐに仲良くなってくれて一体感が生まれ、
講師が教室を盛り上げることが出来たら、
必然的に生徒さんのリピート率も上がっていきます。
そこで今回は私がパン講師時代に行っていた、
パン教室に一体感を生み出すテクニックをひとつ、
ご紹介してみたいと思います。
パン教室以外の習い事でも応用できる内容だと思いますよ。
大型ケーキクーラー、パンを入れるカゴ、クッキングペーパーを用意
とりあえずこのテクニックを使うには、
道具が入ります。
- まずはパンを冷やすための大型ケーキクーラー
- パンを入れるカゴ類
- クッキングシート
をご用意下さい。
大型ケーキクーラーが知らない生徒さん達を一体感の中にいざなう
ちょっと今日は質問吹き出し形式で
進めていきたいと思います^^


複数の生徒さんのパンを
一堂に並べるためです。


一緒になった場合でも
3人の方が焼いたパンが一堂に並べられるので、
生徒さん同士でパンが見比べられると
いうメリットがあります。


自分はもっと上手くなろうと思ってもらえますよね?




大型ケーキクーラーの上にパンを並べて、
さらにケーキクーラーの下に風が通るような
パンチングの台の上に置いていました。


生徒さんにラッピングしてもらって
持ち帰ってもらっていたので、
その為にも早く冷やす必要があったんです。


もしよかったら読んでみて下さい。


一度にたくさんのパンが並んだ光景は
写真映えもするので
生徒さんもスマホで写真を撮りたくなるみたいです。


他の生徒さんのパンをそこにあるので、
写真を撮りながらも会話のネタになるんですよね。
そして自然に生徒さん同時の間に
一体感が生まれやすくなります。


Facebookなどに投稿される生徒さんもいらっしゃるので
パン教室の宣伝にもなったりします。
カゴと装飾用のクッキングシートで写真を撮ってもらう

次に各生徒さんにお好きなカゴとクッキングシートを
選んでもらいます。


カゴやクッキングシートを使って
美しくご自身のパンの写真にしてもらうためです。
教室をエンターテイメントにする工夫です。
女性は、“たくさんのものから選べる”
ということが大好きです。
ですのでカゴや紙の種類をある程度用意しておくことで、
その中から選ぶ楽しみも出てきますし、
選んでいる最中もメンバー同士で会話が弾みます。


そして選んでもらったら、
自分が焼いたパンをカゴと紙を使って
美しくデコレートして写真を撮ってもらいます。


実はそのことがすごく重要で、
私のパン教室ではパンを焼くだけではなく、
最後に写真を撮る時間が用意されているわけです。
そうなると生徒さんの中では、
パンを焼く目的がただパンを焼くことから、
美しいパンに仕上げようという目的が加味されます。


そうです。
パン屋も経営していたのでわかるのですが、
今回はうまくいったな、絶対美味しいだろうな
と思うものって大抵見た目も綺麗だという特徴があります。
ですので生徒さんの中に
見た目をよく作ろうという意識が
芽生えてくると必然的にパンのレベルも
上がってくるという相乗効果が出てきます。


あとは生徒さん同士の一体感を生むためですね。
カゴを選んだり、シートを選んだり
といった時間は会話のネタの宝庫になります。
知り合い同士ではなかった生徒さんであっても
自然と会話が盛り上がりますし、
意見したり、写真を取り合ったり、
そこには一体感という輪が作られます。


講師はコミュニティのリーダーの役割もあるので、
ただパン作りを教えれば良いわけではないんですよね。
メンバーさんに教室に参加している意識や、
コミュニティに対しての所属意識を持ってもらう。
この意識を感じてもらうことが重要です。

講師に求められるものではないんですね。

パン作りの技術よりもむしろ
コミュニティのリーダーとしての役割の方が大事ですね。
逆を言えばパン作りはそれほどではなくても、
他の教室と差をつけられるところは
たくさんあるということです。


確かにお金はかかります。
ただ生徒さんのパン作りの対しての本気度を上げるために
お金をかけることってパン講師であれば、
かけて当然の投資だと思いますよ
レッスンにランチをつけたりするよりよっぽど、
生徒さんのためになると思いますし、
結果的に費用対効果の高い投資につながると思います。
何よりも生徒さんのパン作りに対する
モチベーションが上がりますよね。


私はそういう風に考えていました。
講師の方の中には自信がないという理由で、
レッスン料金を簡単に下げてしまう方が
いらっしゃるのですが、
そうではなくその金額のレッスンの中で
どうやったら生徒さんの満足度を高められるか?
という思考が大事だと思うんですよね。
例えば私の教室では
新しい写真撮影用のカゴを新たに買ってきたとしたら、
その情報をレッスンの前にメールで生徒さんに
お知らせしていたりしていました。


撮影用のカゴでこんなカゴが増えてますよ、
なんてことをメールすると、
パンを焼くことに対する期待値が高まるわけです。
レッスンに来たくなってもらえますよね?

お金をかけてもらった方が
生徒さんとしては嬉しいかも。

レッスンでは知らない生徒さん同士が
一緒になることがありますが、
その生徒さん同士がすぐに仲良くなり
そして一体感を生むことを可能にする
講師ができることはたくさんありますよ。
まとめ
ということで私がパン教室で行っていた
テクニックを一つご紹介してみました。
コンサルでも教材でもどちらかというと
マインド面中心のお話をさせて頂くことが多いのですが、
今回はあえてテクニックをお話しでした。
売れる(営業の)マインドが身につけば
生徒さんが喜ぶテクニックは
どんどん自分の中に生まれていき、
自然とできるようになっていきます。
参考にしてみてください。
教室運営のことが小説を読みながら手に取るようにわかる
こちらも合わせて参考にしてみて下さい。
倉地先生
こんにちは。
山口雅子です。
本日のレッスンで最後に撮影タイムになったとき、
白い板を使ってみたのですがなんとなくさみしいと感じていました。
本当にタイムリーな話題で是非教室に取り入れたいです。
生徒さんのオリジナル感を演出するという手法は
生徒さんのワクワク感をより高められそうです。
色々な場面に今後使っていきたいと思います。
有難うございました。
山口雅子
山口雅子さん
コメント有難うございます。
是非使ってみて下さい^^
パン教室は何もパン作りだけで差をつける必要はないと思うんですよね。
生徒さんのワクワク感、大事ですよね^^